charの投資日記ー裸足のまま来てしまったようだ

30代半ばで為替取引(株少々)を始めた人のただの雑記

本に答えなど書いてない

高校生の自分に読ませたい本は?というお題がはてなブログトップページに表示されていて、少し考えたり押入れにしまってある本棚をさっと眺めてみたが、特に読ませたいなと思う本は無かった。

今までの人生で読書量としては人並み以下だと思う。年間2冊読むか読まないかくらい。まぁ人生に迷って本屋に立ち寄って何かきっかけだったりどう進んだらいいのか答えが欲しくて色々立ち読みしたりしてた時期はあるが、結局本を読んでその後の人生に役に立つような事は一切ない。

もしかしたら自覚してないだけなのかもしれないし、要所要所で本の内容をもしかしたら実践して来たのかもしれない。でも思い返してみても、本を買っても内容の本の一部しか覚えていないし、どこかで実践して良かったと思えたこともない。

 

高校生の頃は朝の10分か15分かの時間で読書タイムがあった。その時間はなんでもいいから読書しろみたいな感じで、何を読もうか悩んでいた時にクラスメートに勧められた気がするが、東野圭吾の「秘密」を読んだ。それは今まで小説などろくに読んだことがなかった自分にとってはかなりいい読書の入り口だったと思う。あの作品は名作だ。というか東野圭吾は天才だと思う。

ただ、彼の作品は秘密と、ホワイトアウトくらいしかまともに読んだことがない。ドラマとか映画化も結構されてるのでそっちで見て満足してしまうようになってしまった。でもこんなにまさか自分が放課の時間を読書に当てるくらいハマるなんて思いもしなかった。それはよく覚えている。

 

だが、その当時の自分に何かオススメの本を紹介するとなった時に、「秘密」以上の内容の本、もしくは小説が思い浮かばないので、よほどしょうもない本の読み方をして来たのか、本の選び方を間違えて来たのか、もしくは自分の人生に全く意味のない本しか選んでこなかったか。。このいずれかとしか考えられない。

 

まぁ15年以上も昔なので読ませるとするなら普遍的な人間心理に関する本とか「7つの習慣」とか「人を動かす」とか名著と呼ばれるものを勧めるのだろうか。その2冊とも持っているし一応読んだが、内容をほとんど覚えていない。人を呼ぶときは名前で呼ぶとかそのくらいしか覚えていない。

デールカーネギーはもう一冊、「道は開ける」も持っている。悩みは時間が解決してくれるみたいな内容だった気がする。どんなに辛いことがあっても、仕事の予定を入れてダブルワークとか忙しい職場に身を置けば、その時は悩みについて考えることもない。みたいな事が書かれていたような。。

しかし高校生の自分にそれらの名著と呼ばれる本は別に読ませたいとは思わない。結局読んでも読まなくても対してその後の人生に変化があったかどうかは微妙だからだ。

 

だから高校生の自分に言いたい。本なんか読むな。本に答えなんか一切書いてない。

 

そしてもっと漫画とか小説とかその時売れてる著作物、話題の著作物に触れろ。それで面白いと感じるものから学べと言いたい。

ドラゴンボールやワンピースからでも学べる事はたくさんある。少女漫画を読めば女子が求めてる男性像が分かる。小説を読めばいろんな表現の言い回しが勉強できるし知らない漢字も出てくる。意味を調べようと自主的にやるから自然に勉強してることになる。

ノウハウ系や自己啓発系も結局誰かが統計的にうまくいっている人をまとめてるけど、それが必ずしも自分に当てはまる訳ではない。だから大事なのは日々の生活でこれはダメ、これは合ってる、うまくいくみたいなのを自分で体感していくしかない。っていうかこれが正解。

 

と、ここまで本を否定して来たが、もしかしたら読むべき価値のある本を知らないだけなのかもしれない。。