charの投資日記ー裸足のまま来てしまったようだ

30代半ばで為替取引(株少々)を始めた人のただの雑記

10代の頃の己vs現在の己はどちらがクソか

「10代の頃、周囲の大人に昔の自分のことを『本当にクソだった』みたいに言う人がいたんですよね。そういうのを見て、本当に嫌だと思ったんです。間接的に自分のことをバカにされてるような気になった。俺はいつも自分なりに、ものすごく真剣に音楽を作っていた。その時の自分が思ういちばんの美しさを表現してるつもりでいた。今思い返してみると、考えが足りなかった部分もあるし、未熟だった部分もたくさんある。それでもずっと必死だった。そういう必死さを『あれは黒歴史だった』と否定したり茶化したりするような大人にだけは絶対なりたくないと思った。その気持ちは今もずっと残っていますね」

 ブログのネタ探しにヤフーをなんとなく眺めていたら、米津玄師氏のインタビュー記事が。

彼についてはあまりよく知らないが、ボカロ出身で絵も描くらしい多彩なミュージシャンだそうだ。

バンドをやっていた身としては今人気のあるミュージシャンのインタビュー記事などにはどうしても興味を持ってしまう。

そしてこの記事の冒頭に引用させてもらった彼の発言を見て、俺も自分の過去はクソじゃなかったし黒歴史な部分もあるけど否定してしまったら今の自分は自分ではなくなってしまう気がする。

 

当時は狭い生活範囲の中で、世間知らずで将来のことなど気にせず純粋に楽しい事をやって友達とギャーギャーどうでもいい事で騒いで、それで良かったと思う。というか、当時はいいか悪いのかさえも気にしてなかったかな。

社会のモラルとかルールは最低限守った上で、だけど周りをあまり気にしないというある種の図々しさ、怖いもの知らずな部分があったからできた体験もあるし気づきもあって。

行動力も昔の方が断然あったし、衝動的に何かをしたいと思った時のあのスピード感はむしろ今欲しいくらいだ。全然クソじゃない。

 

そうやって時間が経って過去を振り返って見たら当時はバカなこともしたかなって思う事もあるけど、当時の自分が今の自分を見て果たしてどう思うのだろうか?今の自分の方がよっぽどクソな気がする。

「俺の将来こんなになんのかよ。しょーもないおっさんだな笑」ってバカにしてくるかもしれない。

 

大人になりたくないって思ってたけど、順調にシワも出来て少しずつ何かを削って生きている感は否めない。確実にあの頃よりも何かを失ったと思う。

それはポジティブに捉えるのかネガティブに捉えるのかで随分変わる。多分今ポジティブな気分だったらポジティブになるだろうし逆だったら逆になるのだろう。

 

大人になっても衝動買いしてしまい、翌月のクレジットカードの請求額を見て「なんでこんなの買っちゃったんだろう。。クズだな」って思う事もあるし、しょーもない事でイライラもするし、ちょっとのことで簡単にヘコむし、何かと消極的になった気もするし。

あまり人と比べるものでもないが、クソな人はクソだからまぁ、人間てそんなものですわね

 

追伸

あの頃とあんまり変わってない事と言えば、

・体型

・熱し易く冷め易い

・スーツの集団が嫌い

・働きたくない

・聞いている音楽

こんなところかな笑

 

確実に変わった事と言えば

・服への興味がかなり薄くなった

・女性の好みが変わった

etc...